甲状腺機能障害と診断された方へ
甲状腺ホルモンの分泌異常によって、
暑がりで汗をかきやすい。寒がりで汗をかかない。全身がだるく、やる気が出ない。
動機・息切れがする。手や指が震えるなどの様々な症状にお悩みですよね。
ここでは、甲状腺機能障害の特徴や当院で行なうことについてまとめました。
甲状腺とは?
からだの新陳代謝を促進させ、体温調節にも関係するホルモン(甲状腺ホルモン)の
分泌を行なうところ。自律神経との関わりが強い器官です。
☆甲状腺機能亢進症(バセドウ病)
甲状腺ホルモンが過剰に分泌されてしまう病気
特徴
・甲状腺が腫れる
・動機・息切れ
・手や指が震える
・暑がり・汗をかきやすくなる
・体重の減少(食べても増えない)
・下痢をしやすい
・イライラして疲れやすい
・眼球突出 など
女性に多く、男女比は 1:4
☆甲状腺機能低下症(橋本病)
甲状腺ホルモンの分泌が低下する病気
特徴
・全身だるく、やる気が出ない
・低体温で寒がり、汗をかかない
・皮膚が乾燥して荒れる
・体重が増える(食欲はないのに)
・便秘気味
・記憶力の低下
・全体的にむくみやすい など
圧倒的に女性に多く、男女比は 1:20~30
当院で行なうこと
甲状腺ホルモンと関わりの深い、自律神経のバランスを整えていきます。
亢進症・低下症ともに共通していることは、
自律神経(交感神経・副交感神経)の波に乱れがあるということ。
*交感神経・・・興奮・緊張モードのスイッチ
*副交感神経・・・リラックス・のんびりモードのスイッチ
どちらかが過剰に優位な状態が続いているので、
ストレッチ+整体で筋肉や関節の調整を行ない、血流や神経の流れを整えます。
身体に負担を掛けない姿勢の指導やストレッチや体操などのセルフケア、
余計な力が抜けるような呼吸法など複合的なアプローチで
乱れた自律神経のバランスを整えていきます。
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